狩猟本能
信濃千曲川通信社では普通のwindowsパソコンではなくアップルコンピューターのMacといわれているパソコンを使用している。
パソコンとしてはwindowsパソコンとくらべて優劣がつくようなものではなく好みの問題であり機能に差はない。信濃千曲川通信社ではたまたま「しなちくの父」が実家でMacを使用していたため、私も扱い慣れたMacを使っている。という理由でしかない。
現在使用されているパソコンは1998年に購入されたものでパソコンとしてはかなりの老朽機だ。機能的に特に問題はないのだが古いものだけに急に逝ってしまったりしないかと心配は尽きない。特にホームページの更新時期などはハードな使い方をするので尚更だ。
アップルコンピューターのホームページには「Apple Store 」という通販コーナーがあり、そこには掘り出し物が出てくることがしばしばある。掘り出し物とは一旦販売されたのに初期不良などにより返品された製品をメーカーで再整備して再販売するものだ。当然お値段が安い。
信濃千曲川通信社では現在狙っている物件があるのだが、なかなか販売リストに上がってこないのと売りに出されても人気商品ゆえあっという間に売れてしまいGETすることができないないのだ。
狙っている物件とは昨年(2003年)に販売終了した旧モデルのノートPCで当時の販売価格35万円、 現在のApple Store 再整備品価格24万円のものだ。
新型にモデルチェンジしたときに切り捨てられてしまった機能があり、その機能を必要としているユーザーからは(信濃千曲川通信社も含む)根強い人気があるのだ。現在でも新モデルより支持されてるかもしれないくらいだ。
Apple Store の掘り出し物コーナーのページ更新は神出鬼没だ。何の前触れもなくいきなり更新して再整備品販売リストを公開してくる。更新する時間帯さえまちまちなのだ。そして人気商品はすぐ売れてしまう。私は2度ほど狙っている物件を逃している。特に私の狙っている物件は旧モデルなのでページ更新されても販売リストに出てこないことのほうが多い。しかも日本中の旧マニアが狙っているのだ。
ここ最近は朝起きるとインターネットに接続して出物チェックするのが日課になってしまっている。しかし入手できるあては全くない。
朝、インターネットに接続するときはドキドキする。このドキドキ、ワクワク感はなんなのだろう。でもどこかで体験したことがある感覚だ。そう、それは昆虫採集や魚釣りに共通してある「不確実なものを捕まえる喜び」感覚なのだ。
夏になると夜、ゲンゴロウ採集にでかける。ゲンゴロウは非常に貴重な昆虫だ。水銀灯の光に飛んできて道路に落ちていることがあり、それを採集するのだが個体数が少ないため採集地へ行っても空振りのことが多い。同業者(採集ライバル)こそいないが発見が遅れると車に踏みつぶされてしまうことが多い。
昨年の夏などは10数回現地に赴いたのだが踏みつぶされたゲンゴロウを1匹発見しただけで全く捕獲することが出来なかった。しかし捕獲に出かけるときはいつも大漁を夢見てワクワク、ドキドキなのだ。
魚釣りに出かけるときもそうだ。特に相手が大物であればあるほどボウズの可能性が大きいのだが出かけるときの期待も大きいのだ。これらは人間の狩猟本能に訴えかけるものがあるのだろう。
そして今まさに「旧人気パソコン」という大物を目の前に、多くの旧マニアと争奪戦を繰り広げるというのはライバルと共に1匹の大魚を狙う太公望の心境と同じなのだ。
正直言おう。今完全に冷静さを欠いて熱くなっている。狙い製品が出たら迷わず「購入」ボタンをクリックするだろう。
しかし旧モデルの再整備ノートPCが24万円というのはかなりの値段だと思う。今日入った「ヤマダ電気」のチラシを見てもwindowsノートPCで24万もするやつは現行モデルでさえチラシには載っていなかった。
当時35万円が24万円というと安く感じるかもしれないが同じMacPCと比較しても現在24万円位で売られているモデルと性能的には互角なのだ。現在35万で売られているモデルはもっと性能がいいのだ。果たして24万という値段はお買い得なのかというかなりの疑問が残るのも事実であった。
最後まで手にすることが出来ないほうが信濃千曲川通信社にとって良い結果をもたらすかもしれないと思いながらも出物チェックの朝は続くのだろう。
某調査機関の調べによるとMac所有者はWindows所有者に比べ富裕層が多いという結果がでた。(マジで)
理由としては外車に乗るのと同じような理由で価格が高くあまり一般に普及してないものを所有することで庶民との差別化を図りたいという心理が働いているのだろう。
Macは金持ちのパソコンだったのだ。「え〜い!24万、もってけドロボー」