高度情報化社会
高度情報化社会である。いきなり何のことかと思われるかもしれないが、そうなのである。
ってことは我々庶民の暮らしにどう影響するかというと、いろいろな情報がこんな長野に住んでいても入ってくるのである。だからどーしたのだと言われる方もいらっしゃるだろうから、こういうことなのだということをこれから説明する。
この夏、楽しみにしていたテレビ番組があった。「北の国から2002遺言」・・である。ご覧になった方も多いだろう。北の国からのスペシャル版は放映のたびに楽しみにしていた。最近のテレビドラマには珍しい、時間をかけてじっくり作ったドラマだ。
しかし困ったことに放映の半年くらい前からいろいろな情報が流れてくるのだ。もちろん情報源は番組を放映するフジテレビなのだが。
週刊誌や新聞などにも特集記事が載ることもしばしばあった。私も楽しみにしているドラマなのでついそれらの記事を見てしまうのだ。
「北の国から95秘密」・・の時は宮沢りえが元AV女優という役どころで出演するとの情報が流れた。95秘密を見たことのある方ならお分かりだろうが、それだけ事前に分かっていればドラマの筋は半分以上分かっているに等しい。面白みも半分だ。
そのほかにも蛍が不倫するとか「92巣立ち」では純が女をはらませるとか「98時代」では草太にいちゃんが死ぬとか、各回のストーリー展開上重要な事柄が全て事前に分かってしまって非常につまらない思いをしたのだ。
それで今回、信濃千曲川通信社では情報遮断を行ったのだ。やはり今回の「遺言」も去年の冬くらいから制作発表があった。これをもって北の国からシリーズも完全に終わりにする、とのことであった。
それ以降雑誌や新聞などの北の国から関連の記事はすべて読まずに飛ばし、テレビでも北の国からの予告などをしているとチャンネルをかえた。そうして情報遮断をしたつもりだったのだが内田有紀が出演するという情報だけは遮断しきれず入ってきてしまったのだ。
たったそれだけ分かっただけでも。「宮沢りえはどうなってしまうのだろう?」「ってことはシュウちゃんと純は別れてしまうのだな」・・・などなどと先が読めてしまうのだ。
それと田中邦衛が死ぬという情報も流れてきた。結局それはガセネタだったのだが、こっちは死ぬものだとばっかり思っているから、「いつ死ぬんだ?いつ死ぬんだ?」と待ってしまった。そういうガセネタもやめてもらいたい。
人気テレビドラマをなんの予備知識も持たずに観ることはとても困難なのだということを知った。
この春、久々にハマったテレビドラマがあった。「ごくせん」である。どんなドラマでもそうであるが一話終わると必ず次回の予告をやる。あれもやめていただきたい。次回の予告をちょろっと見て、そのあと気になるのでインターネットで「ごくせんホームページ」を見ると次回のストーリーまで載っているのだ。
「ごくせんホームページ」を見るようになってから「ごくせん」は面白くなくなった。水戸黄門じゃあるまい筋が分かっていてドラマが面白いわけがないのだ。
「千と千尋の神隠し」も先日ビデオで見た。好奇心の強いお父さんのおかげで不思議な世界に迷い込むハメになってしまい、当の父、母は豚にされてしまった。という最初のくだりだけは遮断することができなかったが、その後の話については全く知らずにビデオを見ることができた。説教臭い作品の多かった最近の宮崎アニメの中でこれは久々に娯楽に徹した面白い作品だった。でもロードショウから1年以上経つ人気映画の情報遮断も楽ではなかった。
「スターウォーズ」は先日東京まで見に行ってきた。やはりこの映画に関しても情報遮断を行っていたのだが、すでに原作の4,5,6話を映画でやってしまっているので、今ここで「エピソード2」なんていって第2話をやられても話の展開が読めてしまうのだ。よってあまり面白くなかった。
話題作とは話題になるから話題作なのであるがストーリーの根幹に触れる部分を話題にしていただきたくないものである。
北○鮮のように情報が操作されたりするのは困るけど、何でも流しっぱなしというのも困ったものだなあと、最近テレビや映画を見ていて思ったわけなのです。
今や情報は入手するより遮断する方が労力を要する時代になってきているのです。
話題作といわれる映画やドラマを何の予備知識もなく"まっさら"の状態で観たことありますか?