良いホームページとは?

 この春、信濃千曲川通信社ホームページは地元新聞社信濃毎日新聞社の主催する信毎ホームページ大賞なるコンテストに応募した。
 コンテストであるからには当然優れた作品には賞が与えられ賞金なんかももらえたりする。

 世の中にはWebデザイナーとかWebクリエーターとかいう職業の人々が存在する。当然そういった人たちはプロであるからにしてホームページを作るのが我々よりも上手いわけで、いろいろな会社などからホームページの作成を依頼されてそれを上手に作ってお金をもらうのが仕事なのである。説明するまでもないのだが。

 私はもっぱらインターネットは情報収集のために使うことが多い。例えば春のカブトエビの飼育を試みたときにはカブトエビ関連のサイトにはずいぶんとお世話になった。
 そんなふうにホームページには情報を提供する関係のサイトが多い。自分の得意分野の今までに得てきた知識や情報をサイトに載せるわけだ。
 その他にも商用サイトや、自分の写真や絵を発表するサイト、会社案内のサイトなどいろいろなジャンルが存在する。

 それらコンテンツについて善し悪しの判断を下すのは大変難しいというか意味を持たない。
たとえば「鉄道マニアサイト」と「信州の野草サイト」と比べて甲乙の判断が下せるであろうか?
 良し悪しではなくそれを見る人がどちらに興味があるのかが問題である。どんなに豊富で貴重な鉄道情報が提供されていても鉄道に興味のない人にとってはどうでもいいサイトなのだ。それはどんなホームページにも言えることである。

 しかし見易いページ、見栄えのするページとそうでないページとの格差は明らかに存在する。自分が信濃千曲川通信社ホームページという個人発信のホームページを作っている手前、他人の私的ページをよく見るのだが、内容はともかく「なんだかわからんが上手い」というホームページが存在する。
 そういった人たちはホームページを作るのが上手いのであろう。Webデザイナー&クリエーター系の人たちなのだ。

 プロの人たちも当然コンテンツは持たない。クライアント(お客さん)の持ってきた情報をいかに見易く、いかに格好良く見せるか腕を振るうわけである。職業人たちは内容ではなく、ホームページそのものが勝負の場所なのだ。
 できたホームページが建設会社のものであっても自然保護団体のものであっても彼らの腕の良し悪しとは全く関係ないのだ。

 さて、いきなり話が飛んでいってしまったのだが問題の信毎ホームページ大賞ってホームページの何を競うのだろうか?一次審査通過の嬉しい知らせを聞いて通過作品を見ていて思ってしまった。
 私は勝手に先述した「なんだかわからんが上手い」人たちが多数出場するものだと思っていたのだがどうも様子が違うのだ。断っておくが下手だといっているのではない。ただ「こりゃ上手すぎるプロが出てきたんじゃ勝ち目がないや」というような作品がないのだ。
 そういう視点で見ると私のサイトも含めて五十歩百歩でどれが大賞を取ってもおかしくないレベルなのだ。
 そしてわかったのはどーもそういう視点を重視して(見栄えなども多少は審査の対象にはなるのだろうが)ホームページを審査するのでなくコンテンツを重視するということだ。
 その件については審査員の「千葉麗子」女史もはっきりと言っていたのだ。

 インターネットという新しいコミニュケーションの場を使ってどのようなことができるのか?或いは今までのサイトにない新しいコンテンツとは?・・・といったことを重視しているらしい。
 はたして信濃千曲川通信社ホームページのコンテンツは新しいのであろうか?古いのであろうか?どうなのであろうか考えてしまった。なんせ30万円の賞金がかかっているのである。

 しかしである。私は声を大にして言いたい。古いコンテンツというのはいけないのであろうか。ありきたりの題材を取り上げているホームページは着目点の新しいホームページより劣っているのであろうか?
 ありきたりの「野鳥」、「植物」、「郷土」などをとりあげつつもマニアックに追求した味わい深いホームページも数多くあろう。そんなホームページはどうなのであろうか。
 「信毎ホームページ新コンテンツ大賞」ならいざしらず。そうではないはずなのだから。

 自信に満ちあふれる信濃千曲川通信社としては当ホームページにかぎって大賞を逃すわけがないと賞金を前倒しして貯金からおろして使ってしまうという暴挙に走ってしまったのだが、審査員に当ホームページがどう評価されるか全く見当がつかないので大賞はおろか入賞さえしないことをも予期はしていたのだ。なんせ他のホームページと比べて良いのか悪いのか作っている本人でさえ見当がつかないのだから。

 そんな状況の中で信濃千曲川通信社ホームページのウリってなんだろうと私は考えた。少なくとも内容ではない。そうすると・・・・そうだビジュアルだ。当ホームページはビジュアル系ホームページなのだ。今まで考えたことがなかったがそうなのだ。
 なんかふっきれた感じがしたのだが、そういう視点で見ると甘さが目立つのだ。ビジュアル系ホームページを名乗るにはまだまだ甘いのだ。
 そして私の頭をよぎったのが「FLASH」である。人にも勧められたことのある「FLASH」である。最新のビジュアルを語る上で避けて通ることのできないものなのだ。
 久々に勉強をした。「FLASH」をはじめ「FLASH data」を扱うことのできるホームページ作成ソフトの扱い方などなど・・・
 そうしてみるとこれらソフトを使うことで信濃千曲川通信社ホームページはまだまだ成長できる・・・と。

 9月中旬、結果が出た。悪い予感は見事に的中し信濃千曲川通信社ホームページは玉砕となった。しかし信濃千曲川通信社は死なない。このコンテストに出品することにより新しい技術を導入するきっかけをつかみ新たな一歩を踏み出すことになったのだ。
 これを見ているみなさんは是非新しい「FLASH」プラグインをインストールして年末に公開予定の「冬号」をお待ちいただきたい。
 新しくなった『信濃千曲川通信社ホームページ』をお披露目できるはずであるから。